ヘンティネン・クミ
Henttinen Kumi

フラワーアーティスト
ヘンティネン・クミ

ヘンティネン・クミ Henttinen Kumi

LINOKA(リノカ)は漢字で表すと「梨乃花」。KUKKA(クッカ)は、フィンランド語で「花」という意味です。LINOKAは、私が2003年にフィンランド エスポーの自宅で初めてオープンした、ドライ&アーティフィシャルフラワーのお店の名前です。梨の名を冠した由来は、私が髙島屋大阪店の花店で、初めての大きな花いけをした時にまで話がさかのぼります。たまたま梨の大木をいけたのですが、枯れ木のように見えた梨の大木から可憐な白い小さな花が咲き出し、初めてみる梨の花があまりに美しくとても感動したのを忘れることはありませんでした。このエピソードがずっとこころに残っていたので「初心にかえり、驚きや発見のある花を」という想いを「梨乃花 LINOKA」に込めました。

13歳からいけばなを学び、日本、イギリス、オランダ、フィンランドでそれぞれのフラワースタイルを学んできました。そのなかで、私が大切にしたいと感じたのは、固定観念をなくして植物と向き合うこと。でもそれは、奇をてらいたいということではありません。森に目を向けると、大木のかたわらに妖精のような花々が咲き誇っていたり、足下にはきのこが顔を伸ばし、近くには湖が水をたたえていたりと、なんだかドラマティックで、まるでひとつの劇場のよう。そこでは、実にいきいきとそれぞれの役割を果たしています。フィンランドの大自然。
 
私の提唱する「ノルディックフュージョン」とは、まさにそんな自然を切り取ったようなスタイルです。
Fusionとは融合。フラワーデザインは、最高の人と自然とのフュージョンです。森でくり広げられる
劇のように、ドラマのある花、意味のある花、発見のある花を提案しています。


プロフィール
ヘンティネン・クミ Henttinen Kumi
京都池坊学院華道芸術家師範科を卒業
大手百貨店フラワーショップのチーフを務めた後、13年に渡りイギリス、オランダ、フィンランドで花事業に携わる。
フィンランドでは、国立ケンペレン花卉芸術学校マスターフローリスト科を卒業し、フィンランドで「株式会社 梨乃花」を設立。日本大使館をはじめとする各国大使館及び、デザイナーズホテルの花装飾を行う。
帰国後、「北欧フラワーデザイン協会 フラワースクールLINOKA Kukka」を立ち上げ現在東京を拠点に、日本で唯一の北欧フラワーデザインスクールとして北欧のフラワーデザインテクニックを伝えると共に、北欧関連企業とのコラボイベントや大手百貨店での商品販売、デモンストレーションやワークショップも行う。
また、フィンランドのフラワーデザイナー達と技術提携し、日本とフィンランドの花文化交流の普及活動を全国で行っている。
 

ARTIST

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